遠距離M女ですが、何か?...井原りり

 

 

うれしはずかしの視姦 - 2003年04月30日(水)




こないだこしらえた恵謹製白大島。


これを着て実家の母のお寺参りの引率。

ほんとに手を引いてやらないと歩けないんだ。

外出する前にそのことをいはらにめるすると「視姦してやる」というありがたくも、どきどきのお返事。


家に着き、母を降ろし、駐車場で秘め事の準備。

一階に住む家族に見られてやしないか。

あたしのクルマの中、通行中の歩行者から覗かれたりしないか。

よその子どもが自転車置き場で遊んでやしないか。


ぞくぞく。

どきどき。

じっとりしてくる。


日差しの差し込むタイヤをはいた密室。



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楽しんでくださいましたでしょうか?

は?

着物上半身の画像なんかより、ふともももっと!

でもああた、秘め事は秘すればこそ。
覗き穴は小さいものぞ。

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呼ばれたらすぐ返事 - 2003年04月29日(火)

友だちと飲んでいた。

低くジャズが流れる感じのいい店。

そろそろ出ようと締めにガーリックトーストを頼んだところで、夫から電話。


「今、どこだ? 大根買って来い」


帰宅が遅いわたしより、料理のうまい夫が夕食を作る、という自然な流れ。


「すぐにいるんですよね?」
当たり前だ。すぐにいるから電話してきたんだ。


時すでに21:49. あと10分で近所のスーパーも八百屋も閉まってしまう。


1軒だけ元八百屋がオーナーをやってるローソンならいつでも野菜がある。


どうしよう。
まだフランスパンにガーリックバターを塗ってる段階。


やっと焼けた。
オーブンで焼いてたよ。

はぐはぐ。

ふはふは。


急いで友人を乗せたまま、ローソン経由で自宅へ。

途中で催促の電話が鳴っていたが、出ずに急ぐ。

がちょーん。

ドアは施錠されてる。

家の鍵は車のキーと一緒に車内だ。

友だち乗せたままだったからな。


ピンポンを鳴らしてムスメに中に入れてもらうが、夫の顔はまともに見られない。


大根をまな板の上に置くと、そのまま何も言わずに家を出て、彼女を家まで送って行った。


往復1時間。


やっと帰宅すると実家の母のために夕食がなんと玄関の外、門扉のところにラップをかけられ置かれてあった。


ああもう今夜は実家に泊まろう。



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努力って? - 2003年04月28日(月)

努力が「報われない」と嘆くことはよくある。


こんなにがんばってるのに! 


ほんとにがんばってんのか?


そうやって自分を甘やかし、かわいそうな自分に同情する甘美さに酔うのは気持ちがいい。


だがな。


報われてないってことは、報われるほどの努力には至ってないってことじゃないか。


努力すれば、結果は必ず出る、と信じている。


結果が出てないってことは、努力してないってことと同じだ。




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おばかな小姑 - 2003年04月27日(日)

夫には姉が二人に妹が一人あり、またこの小姑たちはお互いにとっても仲が悪い。

話を聞いてるとおもしろくてたまらない。


姑も古い旅館から嫁に来た人なので、そこそこ着物は持ってるらしいのだが、今じゃ全然着ていない。

今度一緒に外出するのだが「着物で行こうよ」と言ったら「着物なんか着たくない!」って相当嫌そうに言われた。


長姉@バツいち、夜逃げ歴あり がどうもあやしげな呉服屋の展示会でバイトするらしく、あわてて長男である夫に、古い着物はどこにあるんだという電話をじゃんじゃんかけて寄越した。


「展示会に来てくれれば、浴衣のプレゼントがあるの。着物売り付けたりなんかしないから、浴衣だけもらって帰れば? だから是非来て来て、お願い」


どんなにお願いされたって絶対に行きたかあないね。



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古いもの新しいもの - 2003年04月26日(土)

新しがり屋で、PCやネットにはすぐ飛びついたあたし。


でも、やってることは古くさい。


古い本、古い写真、古いきもの。


毎日、ジーンズでも長いスカートでも春から秋までは下駄をはいて歩く。


職場にあるたくさんの「下駄箱」の中に本当に下駄が入っているのはあたしだけ。


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古くても新しくてもかわらないもの。

おんなはおとこが好きで、おとこはおんなが好き。

おんなが好きなおんなもいるし、おとこが好きなおとこもいていいこと。




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おきもの三昧 - 2003年04月25日(金)

BOOK OFFの「5冊まで100円」コーナーで、宮尾登美子の文春文庫『松風の家』(下)を買った。

(上)巻はなかったんである。
あれば当然買ってるさ。


下巻しかないので、人間関係が錯綜してたが、おぼろげながらつかめてくるとひさびさに興奮して読み終えた。


京都の茶道の某家元一統の人間模様。

そこへ仙台から嫁いで来る嫁もいたりして、話はすすむ。


親子、夫婦。

腹違いだったり、籍を入れぬままの結婚だったり……。いろいろ。


こういうのも、たまにはいいなああ。


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理屈 - 2003年04月24日(木)

いはらの理屈にしたがってる「つもり」じゃあだめなのね。


受け取るいはらには、あたしの理屈が透けて見えてた、と。



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こちらがいくらその気でも、他者に伝わってなんぼ、である。


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オーガニック野郎 - 2003年04月23日(水)

この春からうちにやってきたのは、Mr.マッキントッシュともう一人。

オーガニック野郎だ。


嫁さんと長女は養鶏場をやっていて、合成飼料なんぞ一切与えない優等生のニワトリに生ませた卵を、6個330円で売りつける。


卵は好きなので持ってくれば買ってやってる。

ご幼少のみぎり、あたしは卵・牛乳アレルギーだったが、完治しちゃえば、やはりうまいものはうまい。

ふわふわで丸くて黄色いものはおいしい。


無農薬、静岡直送新茶も予約してみた。


昼は自分で詰めた弁当を持ってくる。


当然、玄米だ。


三味線ひきながら、島唄も歌う。


典型的なオーガニック野郎だあ。


そんなヤツともろもろの毒に犯されたわたしとでは、うまくいくわけがない。


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別れ - 2003年04月22日(火)

若い友人のカップルが最近、別れた。

彼女のほうが3つ年上。


彼はまだ若くて、ぼんぼんで、他の友達なんかと遊びたいさかり。


お互い好きなのに、そんなこんなで年上の美しいおねえさまに「束縛」されるのがいやだと彼が言い出して、別れた。


おねえさまだって「束縛」してるつもりなんか、なかっただろうに。


気持ちはすれ違う。


彼女は彼の言い分が理解できない。


でも、別れるって言われたら、従うしかない、という。


「もとさや」に期待しながら。


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むかしがたり - 2003年04月21日(月)

桜のあとは、藤だったりするが、大きな藤棚のあるところまで行かないと見られない。

そこいくと昨今は、ちょっと庭のあるお宅には花水木。


はなびらのような大きなガクを広げて、白いのも紅いのも今が一番美しい。


   はさみ研ぐあなたの家の花水木



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むかしがたりをする。


若いころは、オトコと親しくなると友達関係だって恋愛関係だっておかまいなしで、とりあえずそいつと寝てた。


地場産業のイベントでそんな「むかし寝たやつ」の一人と話した。

ムコウは妻を連れてる。
でもそんなこと関係ない。


むかし「寝た」ことなんて忘れようとしなくたって、忘れてしまう。


記憶は風化する。



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減量停滞 - 2003年04月20日(日)

いはらは毎夜、焼酎をたしなむ。

そうか、焼酎ならわたしも買った。


本土復帰50周年、奄美大島産黒糖焼酎。


自室のADSLが不調なため、居間でちびちびやりながら、手元のPDAでサイトチェックすると、いつのまにか更新されている。


そんなこんなの週末。


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そういえば長電話してて現在の体重を聞かれ「何やってんだよ」とあきれられた。



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電話 - 2003年04月19日(土)

土曜日の朝、短いメール着信音を聞いて、いはらかな? と思ったらやはりそうで……。


こうして土曜出勤の朝、いはらは事務所に一人でいるのか?


前にもこんなふうに長電話できた土曜の朝があった。


寒冷地仕様のいはらは、わたしの町の夏の暑さには耐えられないかも? という話題が出たのには、ちょっと残念。


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木の芽どき - 2003年04月18日(金)

陽気がよすぎる。


こんなに急に気温上昇されたんでは、カラダに負担がかかってしょうがない。


適応能力は確実に低下しているのだ。


今月は



とても



みたされて



いる。


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今年最大の満月 - 2003年04月17日(木)

夜、職場の窓から大きくて真っ赤な月が昇るのを見ていた。


「赤い月って、なんかあったな?」とMr.マッキントッシュがいう。


「ジュディ・オングの『たそがれの赤い月』ですよ」とふっる〜い歌謡曲を持ちだすわたし。


「いや、革命組織でさ。そーゆーの」


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桜前線 - 2003年04月16日(水)

朝のTVで、いはらの住む県で一番大きな街の桜を見た。


こちらでは散り果てて、若葉がまぶしいのに、ムコウは満開。


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マッキントッシュ - 2003年04月15日(火)

四月に転勤してきた今度の管理職。

MACと言わずに「マッキントッシュ」という。


つまり、そんなヤツ。


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至近距離 - 2003年04月14日(月)

逆に至近距離ってのは、どうよ?


お互い多忙なおとなであるから、至近距離にいたとしても、しょっちゅう引っ付いてはいない。


同じ市内に住む友人を思い浮かべても「またいつかお茶でも……」と言いながら、もう数年あってないやつらばかりじゃないか?


半年に1回でも定期的にランチしてたら、頻度としては相当の親密さ。


それほどに、まともに働く常識的なオトナには私的な自由時間はない。


となると、物理的な近距離のよさは、すぐに逢えて、短時間に濃密な行為を愉しんで、あっさり別れても交通費や移動の手間がない分「もったいない感」がなくてよいかも?


やばい場所で目撃されるようなどじは踏まない分別もある。


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距離と時空 - 2003年04月13日(日)

県庁所在地とはいえ、クルマでちょいちょいとはいかないのがつらい。

インター付近という手もあるが、どうだろう?


駅まで20分、電車で30分。
そこからさらに移動か……。


最寄の空港までそこそこに時間をかけても、飛行機に乗っている時間はわずか1時間だったな。


県庁所在地ならば仕事の面ではいい、と……。

さて……。



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近くにいる利点は、欲望が実現するまでのストレスがなくてすむこと。


またすぐ逢えると思えば、いろんな意味で無理をする必要がないこと。


近くにいようが「距離」は保つのが、われわれのあり方であるから、義務的なフォローの必要もないこと。


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Rock'n Roll 県庁所在地 - 2003年04月12日(土)

ひょっとして、距離が縮むとしたら、どのあたりまで近づきたいか?


まあ、県庁所在地あたりならば、人口もそこそこ多いし、人ごみにまぎれてしまえば、目撃されたり、噂されることもないだろう。



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噛みつき - 2003年04月11日(金)

肩先を噛まれながら、背中の肉をぎゅうっとつかまれる。


手のひら全体を使って、ぎゅぎゅぎゅうーっとだ。


痛い、けど、不思議な感じ。


わるくない。


指でクリトリスを激しくくちゅくちゅしながら、乳、引きちぎられそうなくらい噛み付かれて……。


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わかることわからないこと - 2003年04月10日(木)

本当の自分なんて他人にしかわからない、といった人がいた。


本当の自分なんて自分にしかわからない、と普通ひとは思い込んでいるから、これは新鮮に響く。


つまりは他人の眼に映った姿に本性は透けて見えている。


口先だけで何を言っても、行動が伴わないとか、誠意が感じられないとか、そういうことって、よくある。


でも存外、そんなやつほど「自分ほど頑張ってるやつはいない」とか、思ってたりして、バカだ。


違うんだよ。


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別れる理由 - 2003年04月09日(水)

人と人とが別れる場合、その理由ってびっくりするほどシンプル。


もう好きじゃなくなったから


そうですよねえ。
それ以外になにがありますかっての。


でも好きになったり好きじゃなくなったりする速度はみんな違うから、軋轢が起きる。



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落花さかん - 2003年04月08日(火)

三月から咲き初めた桜も、ついに散り果て。


落花さかんどころではない。


夜になると「花冷え」。


暖かいお茶を飲もう。

コーヒーもいいんだけど、豆より葉っぱの気分。



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人事異動 - 2003年04月07日(月)

今年は大幅な人事異動があって、上司=管理職も変わった。


今度のやつは今までの管理職にはない知性を感じる。


やっぱりデキルやつと、きびきび働くのは気持ちがイイ。


その上司がどういうわけだか、わたしが作っている表のサイトにたどりついたらしい。


でもね。


一枚の紙にも裏表。


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過ち - 2003年04月06日(日)

先週のうっかり着信事件のあと、かなりへこんだ日々を送った。


『青の炎』を見て来たことをライトメールで報告すると、平常のような返信があり、そこで思い切って電話をかけてもよいかと伺いをたてる。


OK.


ほ。


とにかくあの着信は今までのうっかりの中でも相当にやばいシチュエーションの中で鳴り響いちゃったらしい。


いはらがどんなに困惑したか、よくわかった。


反省だけならサルでもできる。


気を引き締めないと駄目。


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自慰 - 2003年04月05日(土)

自慰は好き


辞意はない


爺は有島一郎



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『青の炎』 - 2003年04月04日(金)

各紙絶賛のこの映画。

客の入りもまあまあだ。


これがあの偉そうなデザイナーかよ? ってくらい山本寛斎は飲んだくれのおやじそのものだし、あややもいい味を出してた。

役者=梅雀も、かなりのもの。


映画におけるリアリティってなんだ? っていつも思う。

なんで母子家庭なのに、あんないい部屋があるの?


なんて考えちゃいけないんだ。


スクリーンに映ったものすべてを味わえ、と根っからの活動屋じゃあないけど監督は考える。


舞台のすみずみに、自分の思惑どおりにいろんなものを並べて来た世界の蜷川が無駄なものを映すはずはない。


それに従うまでだ。



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ボクサーになる - 2003年04月03日(木)

歯科医に言われるまま、口腔内にマウスピースを入れる。


透明なプラスチックで、月曜日に冷たいガムみたいなのを噛んで型を取ってできあがった。


なんでこんなものを口の中に入れなきゃいけないんだ?

自分の歯の噛み合わせがどんなふうに不具合を起こしていて、それが自分の生活にどんな影響を与えているかが、これで自覚できるようになるんだと。


ほんとかよ?


確かに歯がこんなにガタガタしてたんでは、満足にえっちもできやしない。

って、したけど。


一回、30分くらい口の中に入れておく。

これが入っているとまともに話せない。

沈黙が人に何を与えるか。


深い思索と、想像力は沈黙の中からしか生まれない。


神にでも感謝するか?


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ケイコ・リー - 2003年04月02日(水)

少し年の離れた友人と軽く飲んで、酔いをさますべく二軒めの店へ……。


ひょっとしてつぶれているかもしれないと心配しながら探したその店はもう30年もつぶれずに残ってきてた。


マスターは年を取らない。

もともと老けていたのかもしれない。


最近のお気に入りだといってケイコ・リーをずっとかけてくれた。


あの声でスタンダードを聞きながら、いはらのことを考える。


あたしはいったいどうすればいいんだろう。


どうもこうも、毎日しっかり仕事して家事こなして生きていくしかないんだが……。


去年の夏、わからなければ聞けばいいと言われた。


はたしてこれでよいのか、確認できさえすればいい。


確認。

確認がほんとうに必要か?


ずっとこうしてやってきたじゃないか?


いはらも、怒っているんじゃない、という。




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お仕置き - 2003年04月01日(火)

どういうことなんだろう。

戦略の失策としかいいようがない。

はずした。

やばい。


謝罪は罪を重ねただけ、とな。



そのことをあたしはわかっていたろうに……。


わかってて、なぜできない。








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