遠距離M女ですが、何か?

[diary's index]
[back]
[next]
梅花
2002年3月1日(金)

三月なので梅の柄の付け下げを……。

うちの寺の新築移転落慶法要っつーののために母がこしらえて
で、自分は一度しか着てないんだから

地の色は真珠色って感じかな。
うん、気に入った。

また着てやろうっと。

集まる・寄ってくる
2002年3月3日(日)

歌人の彦坂美喜子さんから、まだ未着用の格子柄の着物が届いた。

お嫁入りの仕度の山ほどの着物には袖を通さないままホシが散っておるそうな。

いただいた紅梅色の、これー枚だけが無事だったとのこと。

自分はそこまで無駄な仕度はしてもらってないが、世問一般の親というのはそういうもんなのかいな。

老親
2002年3月4日(月)

自宅か15kmほど山に向かった〇●郡X▲町までおとむらいに行ってきた。

昔ながらのムラのとむらい。

末期ガンで父上を亡くされた友人はわたしより少し年上。
でもまあ同世代。別居中である。

ではあるが「嫁ぎ先から花輪も出ていないのはおかしいじゃないか」とひそひそ話が耳に入ってくる。

彼女は弟と連名で花輪を出していた。


** ** **


帰りに母の病院に寄る。

どれくらい体力が落ちているって、えーとですね。

割りばしを袋から出しても、ニつに割ることが出来ません。

とほほ。

でも今月から看護婦が交代し、どうもそいつがお気に召さないらしい。

ぷんぷんぷんぷん文句を言う元気があるというのは、よいことだ。

樹木希林とか
2002年3月6日(水)

立ち読みで買わなかったんだが『別冊太陽』では、いろんな着物を彼女は着ている。
自前らしい。

半襟をたっぷり出して、ちょいと時代がかった着こなし。

もっくんとこに嫁に出したムスメの内田也哉子と孫たちとの七五三の写真もあったが、襟はずくずく、おはしょりとかもうだれだれで、もう、どうよ? 状態。

でも、自分で着るってこういうことなんだなあって、みょうーに感動した。


**   **   **


へてから、昔ながらのムラのお弔いの続き。

親族じゃなくても喪服で来るおばちゃん。
なのに、この人つっかけサンダルはいてる。
まあ、そういう感じの葬式。

ところがなあ、長男の嫁か?
幼稚園児くらいの子どものいる30代の奥さん。
ちょっと襟の抜き加減が……。

喪服だよ、そんなに首筋見せていいんかいって思っちゃった。

着付けした美容師さんもどうかしてるわ。

襟の抜き加減って大きな問題だと思うよ。
なのに最近の美容師は色っぽく見えりゃなんでもありだとか思ってないか?

ふんとにもう!

わたしの友人の方はまあまあ。彼女がわざわざ「隣の家でお非時が出ますから召し上がってってください」って挨拶に来てくれた。

お、ちりめんの半襟じゃんって、まったくどこ見てんだか>自分。

いいな、羽二重よりうんと重厚感があって。


しかし、まあ、あたしゃこれから髪結いさんには頼みませんからね。

来週の卒業式、いよいよ公式戦デビューって感じさ。
去年、大島で新幹線に乗って遠出したのは前哨戦ですわ。

Good times Bad times
2002年3月6日(水) 曇り

昨日の午後、母親の病室にいた時、いはらとそこそこ頻繁にメールのやりとりをした。

場合によっては会話に持ち込めそうだったが、切り上げて職場に戻ったわたし。

「ちなみに、今、どこにいる?」という電話のお誘いメールに気付いた時にはもうとっぷりと日は暮れてしまっていた。

万事休す。

Time out!

向こうだって、さっきまでぴぴっと返事を寄越してたくせに、これかよ!
って思ったかもしれない。

申し訳なかったし、残念だった。

だが、お互いまともなオトナとして働いてるんだ。
若いムスメみたいに、携帯握りしめてばかりはいられない。

そういうこともある。

めげるな。へこむな。落ち込むな>自分。

サーバーが見つかりません
2002年3月7日(木) 曇り

未明から@niftyのメールがおかしく大迷惑。

最大手!
しっかりしろ

あやしいホテル
2002年3月9日(土)

行ったことはないが、日比谷? 有楽町? の映画館街にいる。 

石造りで重厚・豪華な建物ばかりだ。

春休みはやっぱドラえもんでしょ、とばかり東宝の直営館を深す。

場面がかわり、私は恋人とホテルに行く。

シティホテルのふりをしたラブホである。

ところが相部屋で、ダブルベッドが病院の大部屋のように4つ並んでおり、わたしたちはその4つに対して90度の位置にある5つめのべッドにもぐりこむ。

どのベッドにも恋人たちがふとんを頭までかぶって息をひそめている様子。

すごい緊張感が伝わってくるが、みんな、ここがラブホではないという共同幻想にとりつかれているので、個室にかえてくれ! とは言い出せないでいる。

ああ、へンな夢。

とてもたのしいこと
2002年3月13日(水) 晴れ

とても愉しいことをしている。

犬になれ、とは言われていない。
「命令」とかそういうのではないのだ。

あたしは卑屈になって奉仕するわけでもない。

ありもしない痛みに堪えるわけでもない。

他人からよく見える右手の甲に、左手ではっきり「犬」と書く。
右利きだっちゅーうの。

あたしはいはらにとってだけ「犬」だ。

ほんとは気まぐれな猫がいいのに、なぜか犬だ。

手にこんな印をつけて、他人に見られてなんか言われたらどうするつもりだ?

まあ、その時はその時。

あたしは、いはらとつながってる時だけ、犬だ。

呼ばれれば飛んでいく。

足元で寝そべる。

アタマをなでられて尻尾を振る。

ほんとは猫なんだけど、やっぱり犬だ。

うー、わん!

ばうわう
2002年3月14日(木) 曇り

いはらに連絡がとれるのは週日の9時から5時までH'のライトメール。

あとはweb mailか、夜中のIM.

本めるあどにメールすることはないし、電話をかけたりもしない。

別に緊急事態なんてなさそうだし、不都合はない。

世を忍ぶ仲なのは同じだが、なんでああ、世間の不倫カップル(特にオンナのほう)ってなあ、ああもメールが来たの来ないのって騒ぐかね?

そんなに不安かや?
ダメぢゃん。
遊ばれてんのよ、所詮は。

んなこたあ、どうでもいいなあ>不倫カップルなんか犬に食われろ。

最近のあたしは「犬」なので「おはようございます」は「わんわん」。
今日の「ではまたあした」は「くぅん、くん」。
ちょいと甘えが入っていたかな。

犬を飼ったことなんかないし鳴き声もよく知らない。

だいたい犬は嫌いなんだ、わたしは。
性格的にはゼッタイ猫だと思うしな。

今日は「ばうわう」も使ってみた。

毎日たのしい。

更新
2002年3月18日(月) 曇り

たとえ短くとも、毎日何か書いて更新したいのだ。

だが、それができなくてとても悔やしい。

PCに向かえなくてもザウルスがある。
その、ザウルスを仕事場に置いてきた週末、あたしはどうも落ち着かない。

そして月曜日、あおむしは〜じゃなくて、あたしは

まだまだおなかはぺっこぺこっつーか

調子でないまま、すでに宵ではない。

やさしさとか
2002年3月19日(火) 晴れ

癒しとかってコトバに、うまくなじめない。

そりゃあ、あたしだって優しい人でいたい。

傷ついた心をなぐさめられたい。

ただどうもこう時代のはやりで皆さん自分ほど傷ついてるやつはいないって自慢してねーか?

よせよ、そういうのは。

やさしい人かどうかは他人からの評価。

自称やさしい人間ってやつは信用ならない。

一人でおきもの公式戦
2002年3月20日(水)

いやあ、昨日はいちんちお着物の観察させてもらいました。

お金持ちで見栄っぱりの奥方つーか、お母様がたのお着物やら、お持ち物を余裕の視線で観察したんさ。

しっかし、たかが子どもの小学校の卒業式になあんであんなにも豪華な色留袖だの、訪問着だの……。
帯だって金糸銀糸のきんきらきん。

付下げ程度じゃ自慢にゃなりませんので、あえてわたくしはね、母が4,50年は前に仕立てたであろう総鹿の子の着物に膝まで届く、ながあい黒の羽織。

その鹿の子の着物はくすんだ赤で、婚礼写真を撮っていないうちの両親と三歳児のわたしが初めて写真館で記念撮影をした時に母が着ていたもの。

PTAでも、卒業式でも見た覚えあり。
もう襟も膝も擦り切れているが、まあ、1度は公の場にこれを着て出たかった。

うちのムスメは、ど派手なお母様方には「なに、あれ」って子なので「いいんじゃない。地味で」とのこと。

うちの母ですか? はは、大喜びさ。

自分で着付けの公式戦デビューはまずまずの出来。

映画女優
2002年3月20日(水)

着物姿に色気を感じさせる女優さんってテーマで、めるまがの読者さまから感想をいただいた。

最近のTVドラマでは時代劇に出てた萬田久子がよかったとか。

往年の女優の中では……と嵯峨美智子を挙げておられる。
ふむふむ。山田五十鈴のムスメでしたかしらね。で、母親より先に死んじまった。
佳人薄命。
うー、記憶違いかな?

あたしも子どもごころに妙に気になるオトナの女優だと思っていた>サガミチコ。
あの切れ長の眼がいいのだ、きっと。まるで日本人形のようだった。
見つめられたらどきどきするはず。

あたしがここ数年の映画の中で息を呑むほどに美しく、ぞくぞくするほど色っぽいと思ったのは『愛を乞う人』で子どもをとことんいじめる鬼のような母親を演じた原田美枝子。

ほったらかしにしていた子どもを引き取りに突然施設に乗り込んで来るのだが、その時の着物姿のあでやかさと凄まじさは忘れられない。

ほんとに息を呑んだぜ。

最近、というには少し古いかな。ビデオ屋さんで探してみてください。

とにかく主演女優賞取ったんだから、あれで>原田。

そんでもってハウスシチューママにだってなったんだから。
でもなんで今年のシチューママが岡江久美子なの?

あれは歴代、旬の映画女優がやるものなの。
岡江久美子@はなまる、じゃあバラエティじゃん。
「映画女優」じゃなきゃあ、元祖シチューママをやっちゃいかんのよ。

初代=大空真弓
二代目=浜美枝
三代目=真野響子
四代目=松原千明
五代目=原田美枝子

ってちゃんと調べたわけじゃないんで、ハウスのサイトでも見たほうがいいかにゃあ。

岡田茉莉子や中村紘子がやってるカレーのCMってのもあったなあ……。

もう、何の話題だ?

うん、CMって好きさ。
へんなTVドラマよりもね。

告白
2002年3月21日(木) 晴れ







あたしは




いはらが




好き






人事は尽くしてこそ
2002年3月23日(土)

同僚の20代の女性に異動内示があった。

本人の希望ではないが、まあ、そういう方面に行けと言われても文句は言えない年代だ。経験6年、そろそろお呼びがかかるころ。

「やだ、あたし、そんなとこ行きたくない」

んなこといったって通るかよ。
甘いなあ。

「じゃあ、苦情出しますか? うちの職場もあなたにいなくなられて替わりに未経験者に来られても困るし」

どうしよう、どうしよう。
行きたくないのはやまやま。ただ苦情が通るだろうか。どうしよう、どうしよう。

彼女の動揺がこちらまで伝わってきた。

女の職員は彼女とわたしだけだ。
男性たちはみんな彼女に声をかけたり、苦情を出せとけしかけたり、まあ、応援団みたいだ。
クミアイだし。

それを見てる管理職は苦い顔。

わたしは彼女にかけることばがなかった。

「そんなとこ行きたくない」で通れば楽だよな。
行けよ、どこだって。
行けって言われたとこにさ。
苦情? 通るわけねえだろが。
あんたいなくなると、確かに困るよ。
でも、ここは若いコがいつまでもいる職場じゃあない。

帰宅途中で、慰めにもならない気休めみたいなメールを送った。

それでも彼女は素直に感謝してくれた。
わたしの腹のうちはご存じなかろう。





ところが、昨日未明、クミアイの苦情交渉の甲斐あって、彼女の異動の話は消えた。

ま、いっか。

何にも知らない女の子を相手するより、彼女と一緒に仕事してた方がおもしろい。

LANケーブル
2002年3月24日(日)

久々にチャットしてたら余ってるケーブルを下さるという。

ありがたい。

早速ご好意に甘える。

ほんとはお礼にご夫婦ともども一緒にお茶したかったのに、日曜は身動きがとれない。

ごめんね。でもちゃんとつなげました。

また今度ゆっくり。

へてから、おめでとう。
うん、ほんと、よかった。

失敗
2002年3月24日(日)

下の文には主語がない。

わたしの悪い癖。

いはらにも夫にも、よく指摘される。

で、誰が?

県内にお住まいのSMチャットのお仲間がケーブルを下さったのですわ。

わお
2002年3月27日(水)

卒園式なのに、雨じゃん。

早起きしたが、ちょっち、空振り。

で、今のうちに少し書いておきましょう。

今日、着る予定だったのは、七五三でも着た濃いサーモンピンクの鮫小紋。小紋でも華やかな感じなので別にいい、とわたしは思うのね。

それで入学式に付下げ、の予定だった。

今日、着ないとなるとしばらく出番はないな。

そもそも、はるか遠いムスメの時分に、買った覚えはないが、とにかく母に反物を見せられた覚えはある。

で、去年まで仕立てもせずにほっといたら、もう派手だっつーの。

ま、しょうがないか。

満月&満開
2002年3月28日(木)




花二アラシノタトヘモアルサ



サヨナラダケガ人生ダ



夜桜を近くで見たいが、暇がない。


思えば去年、チャット仲間と花見をして以来、気分的には千ャット仲間から少し距離を置くようになった。

SMに「仲間」がいるなんて変だ。

もっと私的でありたい。


ひっそりと陰にこもって二人だけでいたい。

信じられない、あれからまだ1年しかたってないなんて。

長い1年だった。

小犬のワルツ
2002年3月29日(金)

DEAR Mr.Willfirld.


2匹の小犬が仲良くじゃれあう春の午後。

黒いドーベルマンの仔犬はわたし。

薄茶色のレトリバーの仔犬はあなた。



今日は一日雨が降っている。

雨音はショパンの調べ、というオチは、少し古いですかね。




小林麻美は今ごろどこで何してるやら?

小林聡美は元気ですけどね。

ともあれ素適な贈り物。

うふ。

ぬい家もの連盟
2002年3月30日(土)

翻訳家の実川元子さんには、会ったことはないのだけど
その昔のパソコン通信の頃は毎日ボード上で書き込みしあう仲だった。

ある日、意気投合したのが、お互い家計簿とぬいぐるみが嫌いという点。

そこで会員数2名の「ぬい家もの連盟」が発足した。


正式名称は、ぬいぐるみと家計簿を女らしさのものさしにしない連盟。

あはは。


ぬいぐるみ?

複雑な気持ち。


でも苦手なものが苦手じゃなくなるのも捨てたもんじゃない気分。


4月になれば彼女は
2002年3月31日(日) 晴れ


何もしないで夜が明けた。

あんなにたくさん眠ったのに

まだまだ眠たい。


何かやろうとすると、電話が鳴る。

うざい。

なんにもできやしない。


何もしないうちに日が暮れてゆく

明日から憂鬱な四月



[diary's index]
[back]
[next]