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あなたに飼われて……2001/8
台風
減量の話題。
あんまり無理をしても、支障があろうから、と相当時間をかけているのだが……。ふらっとその気になってインディゴブルーのテンセルジーンズを買いに行ったのだったが、秋物のチャコールグレイのポリエステルジーンズを発見。
Sサイズでウエスト61cmがはけたので、即、買い。
がんばってるじゃん! 自分で言っちゃだめ?
8:00 01/08/21 お楽しみ
毎週【ロト6】を買っている。
二人の誕生日と出会った時の年齢。
ある特定の、6つの数字。毎週、同じことをするということ。
相手が忘れるはずはないと確信すること。今まで年に数回、aikoの新譜が出る時は同じ日に同じCDを聴いてきた。
他の日はきっと別々のCDを聴いているはず。ロトなら毎週。
ささやかだけど、お楽しみ。
うまくいけば、二人とも億万長者だ。山分けだ。距離があるなら、それなりの愉しみ方というものもある。
6:32 01/08/19 distance
頼んだ本の支払いのことで忘帰堂書店さんとメールのやり取りをした。
わたしの住所も本名も、いはらの住所も本名も知られてしまったのだが
相当な距離ですね。ご主人様の乗り換えが必要かも知れませんね。
ささやかな願い
わたしに黙って、いはらが逝ってしまうというのはだけは、堪えられない。
疲労
あたしの中に放出して、股間に手拭いを押し当てて、夫が部屋を出ていく。
そのままの格好で、パンツもはかずに、朝まで眠りこけていた。
相当、疲れている。
少し、ずしん、すきん、とくる日記や小説っぽいものを読んだりもし……。
女は男にさらわれるようにして倉庫街の中の一室に閉じ込められる。もちろん全裸でだ。
日に一度、男は食事を届けにやってくる。
「おとなしくしてたら、散歩だって新婚旅行にだって連れてってやる」だなんて……。
輪姦プレイや露出の描写がばんばんでてくる日記。通常の飲み会でもほどなく全裸に剥かれてしまう「さゆり」さん。
花見に行っても通り掛かりの若いやつらに野球拳で襲いかかるし、そばで飲んでたヤンキー連中も怖がって逃げ出すし
魅力ある関係
最近、毎日FMでかかる曲があるんだけど……
『黒い雨』ってご存知?
椎名林檎風の歌い方する女性歌手、増えたんじゃない?
ま、いいけど。
しかしながら『黒い雨』つったら、井伏鱒二でしょう。
原爆でしょう。
田中好子主演、白黒映画でしょう。
監督だれだっけ? 熊井啓? 誰かわかんないけど社会派だよね。
今村昌平でしたね。ご教示、いたみいります。
しはし、どういうつもりかね。
ま、あたしの知ったこっちゃない、か。
歌詞の中の
あなたとの魅力ある関係
これがいいたかっただけなんですけどね。
究極
古い読者さんから「恋愛の究極って?」と聞かれた。
なんだろう?
一緒に死ぬことかな。と答えた。
喩えとして、映画『タイタニック』の中のこのシーン。
沈みつつある船内で、救命ボートに乗ることをせずに、それぞれの船室内で死に逝く人々を天井からの視点で撮ったいくつかの絵があったね。
抱き合う老夫婦。おびえる子どもを抱いてお話をして聞かせる母親。
世界の終わりの日に一緒にいたいと願うこころ。
世界が終わるとき、一緒にいられないことがもうわかっているので、なおさら一緒にいられたらいいなあ、と願ってしまうよ。
恋愛の究極は「心中」でしょう。二人で自殺する。言い方変えれば、殺し合いですよ。
結婚?
結婚は生活。恋愛は祝祭。祝祭の日々がすめば日常生活に戻る。
結婚したら、生き抜くことだけ考える。
当然わたしは心中もしないし、自殺もできない。
毎日、生き抜くことだけ考えている。
ある室内
いはらの部屋には水槽があって、深海で彼が捕らえてきたさかなが泳いでいる。
いはらはさかなに「りり」と名前をつけるが、読者の前では「さかな」と一般名詞で冷たく言い放つ。
水槽に閉じ込められ、いはらの愉しみのためにだけ生きている、さかな。
いはらは周りに誰もいない時は、「りり」と呼んで、好きなだけ飽きるまでさかなで遊ぶ。
飽きたら放置。
りりはいはらのサイトで、【被飼育日誌】をときおり書かせてもらうだけで幸福。
あとはメイドのようにこき使われたいと思っている。
忘帰堂書店
↓の探求書には類書があり、アマゾンの他には忘帰堂書店で見つけた。
楽しい品揃えの本屋さん。もちろんビデオもある。
「無店舗型性風俗特殊営業届出済」だって。
探求書
これこれこういう本を探しておいてって言われて
はーい。と返事をする。
そんな本、ほんとにあるのかよ? とか、少し思っているのだが、存外早くそれは見つかり、アマゾンから何通もメールが届き、荷物は直接いはらの家に届く。
荷物の外側に、わたしの名前はなく、請求書はわたしのところに届く。
日本の出版界と書店の問題は流通がネックなわけさ。
新刊の送料を読者がためらわずに負担するようになると、本屋は半減するはず。
まったくもう、どうなるんさー。
廃刊
「りり」名義で出していためるまがをすべて廃刊にした。
やめると決めてからの行動のすばやいこと。
おかげで眠い。
メールでの問い合わせも少しある。「りり」以前のハンドルで呼びかけてくれる読者の方が多い。
まったく惜しまれずに廃刊するんじゃ、寂しすぎるよ。
古い歌のタイトルですまぬが『申し訳ないが気分がいい』というところだ。
もう読者の「りり」じゃない。
いはらだけの「りり」だから。
撤収
ストーカーになりかねないような読者からメールが来たので、さっさと撤収を決めた。
mailボタンだけつけてあるので、連絡は可能。
その迷惑な読者からのメールは受信拒否にしたし、めるまがの読者登録も削除したが、どうなることやら……。
サイトを再出発させるいい機会にしたい。
いつもの星空の背景に白字で「撤収」。
われながらすがすがしく潔い。
飼育
あなたにかわれたい
わずかなおかねで
たくさんのおんなのなかから
あたしだけがえらばれるこうこつ
あなたにかわれたい
あなたのいえにとじこめられて
みずとしょくじをあたえられ
あなたとだけしかはなさない
きがむいたときにだけ
あなたはあたしにへんじをくれる
あなたにかえられたい
だれがみてもわかる
あたしはもうあたしじゃない
そしていつか
あなたにかわりたい
そっくりそのまま
あなたにはいりこんで
あなたになってしまいたい
血縁
あたしはこんなに疲れてるのに
母は盂蘭盆会のお供えがどうしてこうして、墓参の日程がどうしてこうして、って、そのさあー。
少しは他のことがらを考えたりはしないのかね、ああたという人は。
いらいらする。
あの人が他人だったら、つきあいきれない。