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DUAL LIFE ★ 2000/9&10


またまた【秘密のコントロール】騒人バージョン

こちらから、いらしてください。

騒人の人気作家ランキングで急上昇中の井原りりである。

すべてをわたしの想像力でまかなったわけではけしてない。

先日は新潮文庫の内田春菊の新刊『あたしのこと、覚えてる?』を読んだのだが、プロはさすがだ。
物語の組み立てからしてまったく違う。

わたしのものは、まだまだweb上でしか読めない。骨格が脆弱だ。

今月末に同人誌の締めきりが2つ重なった。
しばらく日記の更新は失礼させていただきたい。

21:57 00/10/25

実況・8日め

月曜の白昼。
自宅に夫とわたしだけになるわずかな時間。

毎週求められることなどないのに、また今週も、だ。

われながら恥ずかしくなるほどの感じようで……。

相手が兄だったら、もう、どこまでも際限なく乱れてしまうに違いない。

あす0時が解禁。
乳首がすごく大きくなって、びんびんして困る。

18:32 00/10/17

実況・6日め&7日め

土曜も日曜も爆睡。

だから夜はいい。したい、イキたいという渇望はやりすごしてきた。

平日の昼。着替えなどで服がちょっと乳首にさわっただけで、びんびんに感じてしまうし、クルマを運転していても、自分が濡れてきているのがわかる。

帰宅して、指で確かめて、かきまわして、イって、しまいたいが、それはできない。

10日くらい前に夫がふざけて剃毛してくれたのだが、そのあと生えてきた毛がちくちくと刺激する。
どのくらい生えてきているのかな?

でもさわれない。

10:02 00/10/16

実況・4日め&5日め

一昨日の夜は、チャットで満足してしまって、カラダにさわらずに知らないうちに寝ていた。

昨日の昼間はBBSの迷惑書き込みの削除やら、チャット再開のリンク復活&デザイン変更で、昼下がりの自慰timeは喪失。

昨夜は【説教部屋】の基本コンセプト決定にむふむふしてて、すぐ眠った。

入浴中に子どもにいじられるのは、まあ、許容範囲内だろう。

ああ、でも、だんだん、アタマが「今はダメじゃん〜」って命令しないと、我慢がきかなくなってきている。

9:51 00/10/14

実況・2日め&3日め

昨夜は、正確には今日の未明まで、めるまがの発行やらなにやらに没頭していた。
眠気のおかげで、おもちゃはいじらないで眠る。

10:36 00/10/11

と、ここまで書いて保存したところで、夫に誘われてしまう。
思わずゆるんでしまった頬を夫は見逃さない。

ん? どうした。そんなに嬉しそうな顔して……。

……。

夫はかばんの中からシャンプーの試供品みたいな小さな袋に入ったとろりとした液体を、あたしの陰部に塗りたくった。

なに、それ?

ヴァニラローション。

マットプレイのローション?

おんなじ、おんなじ。

時間にして、わずかに10分程度の本番。
だがしかし、こういう濃厚な性行為のあとで「生活費がちょっと足りない」だとか「職人に払う工賃が……」などといって、あたしに金を要求するのは、いかがなものか。

とはいえ家庭内性欲処理奴隷が、男娼を買うマダムに昇格したような気がして、キャッシュカードをつかんでしまう、わたしがいる。

13:04 00/10/11

3日めの夜は3日続いて、兄とチャットが出来たことや、兄が入室したとたんに「どらみ」の黄色い着ぐるみ脱いだり、脱がなかったりで、ばた ばたばたばたとしていたり、兄のことを「監督」と呼びかけたりした楽しい興奮のせいで、おもちゃはいじらずに眠る。

19:45 00/10/12

実況・課題・初日

ひさびさに課題。

闘志に燃えるわたし。
って、いったい何を相手に戦うというのか。

敵は自分、味方も自分。

今日から1週間、一切の自慰的行為を禁ずる。少しだけさわるというのも、だめ。

夫との性行為は本番のみ。つまりモノを挿入されるのはよしとする、のだそうだが、そんな機会があるだろうか。

いずれにしろ、自分の一番好きなおもちゃを取り上げられて……。

どうしよう。

誰のために課題をこなすの? 
それはもちろん、兄に悦んでもらうため。

だから、自分のおもちゃを取り上げられたからといって泣かない。
我慢している自分が好き。
黙ってりゃわかりゃしない、などと考える自分は嫌い。

今日はまだ初日だから、がまんできてる。
カラダはがまんしてる。アタマの力を借りずともね。

12:44 00/10/10

新装再開店

今回の強制終了トラブルで、読者さまにはたいへんご迷惑をおかけしました。

でも、今、これを読んでくださっているということは、まだ、わたくしを見捨てずにいてくださったわけですね。

ことの次第はwin機でブラウザはIEという、ちょいと多数派のみなさまが、拙サイトにアクセスなさって、

「ほんじゃあ、今日の日記は……どれどれ」ですとか
「さあて、今日はどの程度におでぶかな?」ですとか
「掲示板に足跡でもつけるか。ぺたぺたぺたん」など

ページの内部に入ろうとなさると、ありゃまあ突然、ブラウザが強制終了してしまうという、とんでもない迷惑なエラーでした。

原因は、わたくしの書いたソースがどうやら疑わしいのでありました。

ひとまず復旧はいたしましたが、広告つきーの、小窓ひらきーの、時々フリーズするは、FTPソフトとは不仲だは、などなどもろもろの諸問題を解決すべく、こちらに再度引っ越してまいりました。

リンクやブックマークの変更など、先月していただいたばかりなのに、まことに申し訳ありません。

今後ともなにやかやとあるでしょうが、せっせと精進してまいりますので、行く久しくお見届けくださいますように、よろしくおつきあいのほど、お願いいたしまする。

14:15 00/10/06

強制終了

ブラウザに限らず、強制終了って有無をいわさない。

有無をいわせず、わたしを支配する存在にうちのめされてしまう。
いつだって、そうだった。

3:59 00/10/06

癒し

【 癒し 】っていうのが、どうも苦手だ。

あたしゃ、病人でも怪我人でもないもんねって感じだ。

SMによって、癒されたり、立ち直っていく人がいるということは、アタマではわかる。

でも、おまえさんはどうなんだい? って自分に聞く。
「ただ、好きなんです」って答えるようなやつじゃないのか? >自分。

痛みを与えられたり、つらさを味あわされたり、放置されたり、不安な気持ちにさせられたり、がんじがらめにされることが、好き。

そうされてる自分が、好き。

だから、もう少し頑張って続けてみよう。もう少し上を狙っていこう。負けるもんか。

などと思う。

2:41 00/09/30

かつての住所に

ジオシティのサイトを閉鎖したのは、ほんの数時間前。

空き家になったその住所には、もう知らない人が入居していて「まもなく開設しますので……云々」という看板が出ていた。

あたしが忘れてしまった歌もどこかでだれかが歌うのだ、とかなんとかいう寺山の詩がアタマをよぎった。

もちろん正確な詩句は、こんなのではない。

ただ、ちょいと感傷的になってしまったと、こういうわけだ。

いかん、いかん。明日は予定が詰まっている。
寝ないと……。

3:16 00/09/28

移転終了

残るは過去の日記の精選集の作成とアップロード。

ネットの世界でHNを変えるとはどういうことなのか。

それを今から自分のカラダで体験していこうと、こういうわけなのだな。

14:43 00/09/27

日々の泡

生活の重みやら、なにやらに、押しつぶされるほどではないにしろ、泡にまみれてしまっている。

兄とのチャットも、ひさしくしていないが、やみくもに「不安」がってうろたえる、ということはない。

新URLは確保した。あとは引っ越しするだけだ。

21日発行のMMをお待ちください。
この際、MMの購読申し込みをなさるのも一興。申し込み。

17:10 00/09/19

『ホテル・アイリス』

小川洋子著/幻冬舎アウトロー文庫/’98年刊/495円。

先月、同じ著者の『薬指の標本』を読んだけど、こちらの『ホテル・アイリス』もなかなか……である。

初老の翻訳家と17歳の少女との、ちょっと普通とは違う愛の交歓。

いったいどこなんだろう? 地中海か? と思わせるような小さな海沿いの観光地にある、うらさびれたホテル。
耳のかたちをした小さな島。
遊覧船。
アコーディオンを奏でる少年と花時計のある広場。
城壁。海岸線。移動遊園地。祝祭の午後。
舌のない青年に食べさせるための多彩な色をしたどろどろの液体。

あたしは去年見たギリシャ映画『永遠と一日』。(監督/テオ・アンゲロプロス)のさまざまなシーンを何度もなぞっていたさ。

他人に、それもココロを奪われたオトコに、自分の全存在を支配されるとは、どういうことなのか。

それは、悦びなのか。苦痛じゃないのか。

小説の中のヒロインは、支配されないと感じない。

あたしがここまでの境地に達するのは、いったい、いつ?

10:20 00/09/08

季節のくだもの

かなり痛んでとても売り物にはならない桃を大量に買った。

果汁が袋の外まで浸みだして、わたしのクルマのトランクは桃の匂いで充満する。

台所で皮をむき、ひねりつぶす。果肉を種から引きはがしてボールにどさどさと入れる。

ぐしゃぐしゃ。

ぐしゃぐしゃ、にしてやる。
って、ジュースにするか、シャーベットにして最後まで食らってやるから。

桃はつぶしちゃいけないよね。ほんとはね。でもこれはつぶしちゃうよ。ぐしゃぐしゃ。

そんな映画があったな。

そうそう。お客の入らなかった『たんぽぽ』by伊丹十三。原泉が高級スーパーの青果売り場の桃に一つひとつ指を突っ込んでまわる。

10:57 00/09/04



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