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DUAL LIFE ★ 2000/11&12


Junk food

だから、わたしはもうここ半年くらいインスタントラーメンを食べていないし、レトルトカレーも食べてはいない。

近所に業務用の食材を売っているスーパーがあって、そこにはいろんなちぃと風変わりなレトルトカレーを置いている。
白いタイカレーだの、オレンジ色のすんごく辛いカレーだの、黒いカレーだの、今までにもいろいろ味見してみた。

が、今は口には入れてない。

ヂツハ トキドキ カレー ガ タベタイ。
カツカレー ダトカ ナマタマゴ イリ ナンカ イイデスネ。

口に入れるものも制限しているが、不要なものを体外に排出するのも促進させたいので、盛んに食べているものがある。

それはまるでトリの餌のような食べ物だ。

【けろっぐおーるぶらん】

おいしくないし、340gの箱でだいたいどこのスーパーでも398円もする。
ようは小麦のふすまを、シリアルとして成形してあって、これに牛乳をかけて食す。

んんんー。まずい。もう一杯。

20:25 00/12/30

SMダイエット

はじめに「やせよう」と思ったのは、自発的な動機からだった。
いはらが自分のことを「わたしは太っているのだが……」と電話で気にしていたからだ。

そう、わたしも太っている。二人とも太っていたら一緒に歩いていても見栄えがよくない。じゃあ、わたしは痩せよう。
そう思った。

しばらくしてから、画像を所望されたので送った。
たまたまウケをねらって、某作家との2shotがあったのでそれにした。去年の今ごろ撮ったものだ。

いはらはそれを見て、最初はちょっと言いにくそうに
「他人を変えたいという願望があるんだよ」とチャットで語り始めた。
次のことばもちょっと言いにくそうにしていた。
「してほしい課題があるんだ……」

「ネット上の『りり』としてではなく、戸籍上の本名でしか『りり』を知らない人にも一目瞭然で変わったことがわかるように、『りり』を変えてしまいたいんだよ」

「ダイエットなら、始めています」と、偉そうにわたしはいった。
それが4月のなかばごろだったと思う。

「ボディピアスや刺青なんかより、うんと健康的な人体改造だよね」と二人で笑ったけれども、結果は上の「別」をクリックしてくださると、わかる仕組みになっている。

わたしは、子どもの頃から太っていた。思春期に細くなるとか、出産後に太ったとかいうことはなかった。
自分の記憶にある限り、高校受験の時も、大学受験の時も、就職した時も、産前産後も、ずうっと58kgだった。身長は150cmのまま、変わらない。

どういうわけか、高校2年の2学期と、二十歳の時、体重計が51kgを差したのを覚えている。
58kgが51kgになるなんて、並大抵のことじゃないから、今となってはなんだか嘘のような気もするのだが、なぜだか、覚えているから、瞬間的に痩せたのかもしれない。高校生はふつうに生活するだけでも消費カロリーが大きかったのかもしれない。

産前65kgまで増えて、授乳期に55kgまでは落ちるのだが、これは赤ん坊の世話をしていると自分の食事をすっかり忘れているうちに日が暮れてしまうから。
そのうちに、赤ん坊の首がすわり、おんぶしてPCに向かう頃には、空腹だとおんぶひもが脇腹に食い込み、めったやたらと痛いので、何かをばくばく食べる。で、もとの58kgに戻る。

今回のダイエットはいはらのいわゆる「命令」によるものだから、遂行するより他の選択肢はない。
もしも痩せなかったら……。なんて考えたこともない。
必ずや、わたしは痩せて綺麗になる。

チャットで話題が煮詰まるとダイエットの話などになるが、いはらがわたしに「痩せなさい」と言ったのは自分が痩せた女性が好みだからとか、そういう問題ではない。

リアルで逢って、いろんなカラダへの痛みを与えてもらえないならば、それに変わる苦しみが、わたしは欲しい。
その苦しさや辛さに耐えて、時々励ましてもらったりなんかして、で、結果、自分が綺麗になっちゃったりなんかしたら、幸福すぎておてんとうさまに申し訳ないくらいだ。

蛇足になるかもしれないが、夫の最初のプレゼントはなんと体重計だった。
「おまえ痩せたらきっと化けるぞ。痩せろよ」
最初は熱心にいろんなダイエット法を伝授してくれたが、そのうちに何も言わなくなった。そのかわり自分は見事な太鼓腹である。

自分の生涯を左右する大事な二人の男性がはからずも同じ要求をわたしに突き付けた。
他の男性諸氏は誰一人そんなことは言わなかった。

わたしはゼッタイに大丈夫。痩せるに決まっている。

15:51 00/12/28

天気予報

毎時、ジャストに空港行きのバスが出る。

だから、毎時57分ごろ、通りをいくバスを見かけることがある。

胸が苦しくなるような感じがする。

雪!
あちらの天気予報を携帯のwebサーチのお気に入りにいれて、降水確率の高さに驚く。

また、冬が来た。

19:20 00/12/12

Diet・2

と、思ったら……。
今日の体重。がーん! なにが原因だ?

明日に期待。
だが、明日はオフ。しかも焼肉!

でも、まあ、幹事だから、ホステス役に専念ってことで……。

18:40 00/12/05

Diet

ここしばらく朝の体重測定でごまかしなく同じ数値が表示される。
もちろんもっと少ない値を期待するが、週末だったことを考慮すると自分なりに健闘したといえるかもしれない。

日没後に何も食べなければいいのだ。
そうは思うが……。

日中は食べ物のことを忘れるほど忙しく働けばいいのだ。
それはそうだが……。

それにしても、なんでやせないんだろう。

23:05 00/12/04

『SMスナイパー』

郊外型の大きな書店ではなく行き付けの町の本屋でスナイパーを今年中に買うことを自分に課していて、一昨日やっと実現させた。

なんだそんなこと? かもしれないが、顔見知りじゃない本屋だったらエロティックな本を買うことにはまったく抵抗がない。
ところがこの本屋「**書房」では、どうしても『SMスナイパー』を買う勇気が出ないでいた。だーかーらー自分で出した宿題なわけ。

だって、地元の人なら誰もが知ってる繁華街のへそに位置しているし……。
市内の小中学校や高校の教科書も扱っているし、だいいち顔パスでつけがきく本屋だし……。
つけで買うと月末に書名入りの伝票が廻ってくるし……。

つまり、そこでのわたしは「りり」や「どらみ」はもってのほか「**ショップの奥さん」でもあるし、別にわたしが一人でやってる表の稼業もばれている。
もっとも、この奥さんがアラーキーのファンで新刊はたいていお買い求めになることは店では周知のことであるから、まだいい。

なんと店に入ると店員さんのほうから「あ、新刊出てるみたいですよ。女の人の写真じゃないから、あれだけど」
あれって? ふむふむ。中村勘九郎の法界坊ね。せっかくですから買いましょう。
それから、それからっとささっとさりげなくスナイパーを棚から抜くわたし。
実はこの店、『薔薇族』も『サムソン』も平積みなのに、スナイパーは毎月1冊しか入荷せず棚差しなんである。そう、下調べはしてあったのだ。

それはさておき、表1を表に向けてカウンターに置けないわたくし。
店員に後ろの新刊紹介のページを示しつつ、「この本、注文で入れて」と野村佐紀子の写真集を頼むついでに、「ついでにこれも伝票でね。スナイパー12月号」という。

ダメ押しで「『人妻エロス』入ってないです? もうT内先生買っちゃったかなあ」というわたし。
T内先生とは某国立教員養成大学を定年退職なさったおじさまである。
T内先生とわたしとが競うようにアラーキーの新刊を買うわけだ。
「ないですねえ。やっぱりT内先生が買ってっちゃったみたい」と店員さん。

まいどー、どーも。

19:31 00/12/02

拘束

拘束は窮屈。
でも苦痛ではないし、嫌いでもない。

束縛とはまた違うから。

野放しで放置されることに比べたら悦びでさえある。

13:39 00/11/28

遠隔ペアルック

uniqloでフリースを購入というメールをもらい「遠隔ペアルック」だなんていう文言に目を見開き、頬を染めるわたし。

色は? 「それくらいわかるでしょ」

ためしに「**色? か、@@色?」と送信してみると「ほぼ正解」というお答え。 

ハーフジップのものより、自分の好みとしては前のジッパーは全開がよいのだが、ここで我を通すのは意義に反した行為だから押さえる。
全開のものがほしければ、もう1枚追加すればよい。

一番きれいだなあと思った深緑を買ってしまったのだが、外したかもしれない。
色をそろえなければ意味はないのか?

買いなさい。とは言われてないのだが、買わずにはいられない、というのがいいんだ。
という解釈なんだが……。

19:16 00/11/13

更新

もう本当に更新がままならない状態だった。

昨日あわててMMを発行し、さっきオンラインで検閲されながら#5を書いたところ。

読者諸兄姉には、まことに申し訳ない。
ただ、この状態は長期化するかもしれない。
それは、わたしが職業人として、ちゃんと働いているということなので、ご了承ください。

精神的にテンションが下がっているとか、体調を崩しているというわけではないので……。ご心配なく。

3:16 00/11/12



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